西国三十三所観音巡礼は、奈良時代の養老2年(718)、徳道上人が閻魔王に会い、三十三所の観音霊場の功徳を世に広めよと申し渡されたことに始まる、日本最古の巡礼です。平安時代にかけて近畿地方一円に三十三の札所が定められ、現在も多くの人々が巡礼しています。
長徳2年(996)、西国三十三所観音の中興の祖とされる花山法皇が六角堂に御幸したと伝えられます。室町時代に、那智山(和歌山県)に始まり谷汲山(岐阜県)に終わる札所の順番が確定し、六角堂は十八番札所となりました。
西国三十三所への巡礼は、ご自分でまわることもできますが、様々な旅行会社、バス会社でツアーを催しておりますので、はじめての方にはおすすめです。