京都・秋の男花展2020を開催しました
毎年夏に開催していた京都・男花展。今年は『京都国際映画祭2020』(10月15日~18日)とのコラボ展ということで、10月17日・18日に開催いたしました。
作品は六角堂本堂の拝殿とその周り、また池坊会館1階に総数29瓶が展示されました。初めての秋の開催となった今回、使われる花材もススキやツルウメモドキ、ホトトギス、紅葉したナツハゼなど、秋の風景を彩る草花が多く使われていました。10月ということでハロウィーンをモチーフにいけられた作品もありました。
今回はじめて参加した芦屋支部の黒藪一秀さんは「お稽古とはまた違い、このような発表の機会があるのは嬉しい。仕事以外の場を持つことは大切なこと。多くのビジネスマンにいけばなの魅力を伝えていきたい」と思いを語りました。また、職業が植木屋という京都支部の新名智典さんは「いけばなを学び始めて5年。いけばなの持つ三角形の構造は植木にも通じ、バランス感覚が養われた」と仕事にも生かされていると話しました。
家元が来られ出瓶者に声を掛けられるタイミングも
『京都国際映画祭2020』のコラボ企画として行われた、池坊公式Facebookでのライブ配信と「キッズ未来アクション いけばなワークショップ」には、京都府住みます芸人の木下弱さんが登場。IKENOBOYSの田中伸明さんと一緒に、いけばなの見方や男花展の見どころを紹介。18日に行われたオンラインでのいけばなワークショップでは、木下弱さんも参加者のキッズと一緒に田中さんのレクチャーをもとにいけばなにチャレンジされました。初めていけばなを体験された木下弱さんからは「いけばなは難しいというイメージだったけれど、すごく楽しかった!僕もIKENOBOYS目指そうかなぁ」と感想をいただきました。
YouTube木下弱チャンネルで紹介している「バランス生け花」を披露
華道家元池坊では様々な団体の文化活動に協力しています