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2019.08.28

次期家元が九州国立博物館にて特別講演を行いました

8月11日(日・祝)、九州国立博物館にて開催中の特別展『室町将軍展』(会期9月1日まで)において、次期家元 池坊専好が特別講演を行いました。

当展覧会は、室町将軍の個性やリーダーシップに注目し、新たな切り口から室町将軍像に迫るもので、後の日本文化に大きな影響を与えた室町将軍の文化的営為について紹介。室町時代の座敷飾りの復元コーナーには、3幅の掛け軸とともに池坊が受け継ぐ「三具足(みつぐそく)」も展示されています。

今回、次期家元の講演では「いけばなにおける室町時代」と題し、室町時代頃の文献と伝わる『看聞日記』『山科家礼記』『花王以来の花伝書』『専応口伝』『専栄花伝書』をひも解きながら、三具足や立て花、立花の骨法の始まりから立花にいたるまでの背景や成り立ちを解説。デモンストレーションでは、ゴヨウマツやヒオウギ、ヒオウギスイセンなどを使った立て花と、ハス、ススキ、コウホネを使った立花を披露しました。

講演後には、作品とともに『花王以来の花伝書』『専栄花伝書』の巻物(レプリカ)も展示し、参加者にご覧いただきました。

◇『室町将軍展』について
 九州国立博物館公式HP特設ページをご覧ください。


次期家元によるデモンストレーション



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