ワコール×池坊「~まとう華・いける華~ふたつの華の競演」開催しました
2019年8月1日(木)~3日(土)の3日間、ワコールスタディホール京都(中京区)にて、ワコールと華道家元池坊の初めてのコラボイベント「~まとう華・いける華~ふたつの華の競演」を開催しました。当イベントは、1日に同館で「Ikenobo花の甲子園2019」近畿大会が開催されることに伴い実施したもので、華やかなランジェリーで女性の美を追求してきたワコールと、花そのものの美を追求してきた池坊がコラボレーションすることにより、新しい「美」の世界をつくりあげようと企画されたものです。
当日は、ふたつの華の競演展示として、ワコールのブランド「サルート」商品といけばな作品のコラボ展示を髙津倫子氏(京都支部)、サルートチーフデザイナー小島沙弥香氏とのトークセッションを鈴木麻里子氏(京都支部)が担当しました。
髙津氏の作品は世界遺産の都市をテーマに作られたサルート商品からインスピレーションを得て、その世界観をいけばなで表現。フィレンツェをイメージした大作では、作品中心に八重のユリやデルフィニウムを使用、薄いブルーのチュールに蕾を配して風の動きを出し、花の都を表現しました。サルートの商品と共に合計6点を制作し、ワコールスタディホール京都のエントランスを華やかに演出しました。
トークセッションでは「美しさの考え方」や「社会の流れをどのように映し出していくか」といったお題をテーマに、小島氏と鈴木氏がそれぞれに、ランジェリーの世界での表現やとらえ方、いけばなの世界での考え方や表現方法などを解説。アシンメトリーの美など、ランジェリーといけばなという異なる分野でありがながら、双方に共通する点も見出され、参加者にって興味深い内容となりました。
トークセッション終了後の参加者は、鈴木氏に質問される方、髙津氏のコラボ作品を再度見学し写真に収める方など、会場に広がるワコールと池坊の美の世界を堪能している様子でした。
公開いけ込みで解説する髙津氏
フィレンツェをイメージした作品のコラボ展示
トークセッションの様子(左が鈴木氏・右が小島氏)
トークセッション後に写真を撮る参加者