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2019.07.31
ハーバード大学サマースクールの学生がいけばな体験
同志社大学が主催するアメリカ、ハーバード大学のサマースクールで京都に短期留学している学生が、7月24日(水)池坊を訪問しました。同大学の訪問は2013年から始まり7回目となります。
学生14名と引率教授ら2名は、六角堂、家元道場、いけばな資料館で池坊の歴史と花形に関する説明を受け、その後、池坊中央研修学院の教室を訪れ、学院生が実際にいけばなをいけている風景を見学。七夕七種や朝顔の生花に大変興味を示しながら、学院生たちに話しかけ、楽しく交流しました。
2階ホールでは、池坊中央研修学院の野田学教授によるいけばなワークショップを受講。野田教授は、例を挙げて、植物それぞれの特性を生かしながらいけることや生命感、聖徳太子の和の精神などを説明。その後、参加者は、「花と会話をしながらいける」「花の一番きれいな表情を探す」という野田教授の指導に従って、真剣に構成を考えながら、ヒマワリ、ナデシコ、タマシダ、フトイを使って自由花に挑戦。野田教授から作品に関するコメントやアドバイスを受けた後は、笑顔でお互いの作品を観賞したり、作品を写真に収めていました。いけばなの奥深さを実感している様子でした。
最後に、野田教授は忙しい現代社会だからこそ、花と対面し、こころを潤すことが大切である、時にはそういう時間を作って命ある花と触れ合う機会を作ってほしいと述べました。一行は、いけばな体験と見学を満喫していたようでした。