国立劇場「親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室」に協力しました
7月19日(金)~7月21日(日)の3日間、東京・国立劇場の「親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室」公演にあわせて、いけばなデモンストレーション、いけばな展示、いけばな体験を実施しました。すべて桶澤達也氏(東京竹支部)と道口洵也氏(東京文和会支部)が担当しました。
デモンストレーションは、開演前に国立劇場の大劇場1階ロビーにて、平櫛田中作の「鏡獅子」の前で行いました。国立劇場のシンボルともいえる「鏡獅子」といけばなが一体となるように、左右に作品を配置し、大作自由花を制作。桶澤氏がいけばなでは木の枝なども使用することを説明しながら、道口氏とともに左右で同時に白樺やシャレ板で作品を構成した後、ドウダンツツジやナツハゼなどをいけ、最後に来場した子どもたちにアジサイやグロリオサなどの花をいけてもらい、完成させました。参加型のデモンストレーションはとても好評で、子どもたちは嬉しそうに花をいけていました。
いけばな展示は、大劇場2階ロビーで行いました。展示内容はテッセンを主にした自由花1作、カキツバタの生花1作、ナツハゼを用いた立花1作です。小学生にもわかりやすいようにいけばなの歴史パネルも設置し、幕間の休憩時間に来場者が足を止めて見入っていました。
いけばな体験は、公演終了後に大劇場2階のお休み処で行いました。3日間で幼稚園児から中学生くらいの97名の皆さんに体験いただきました。皆さん、歌舞伎を見終わった後とは思えない集中力で一生懸命いけていました。付き添いの保護者の方々も桶澤氏や道口氏の説明に熱心に耳を傾けている様子が印象的でした。
デモンストレーション風景
できあがった作品
デモンストレーション作品の展示・道口氏(左)と桶澤氏(右)
いけばな展示を見る人々
いけばな体験には男の子も多く参加していました