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2019.07.29

次期家元が2019年街かど古典カフェで講師を務めました

7月20日(土)、「2019年街かど古典カフェⅠ」が香老舗 松栄堂 薫習館KARANI HALL(京都市中京区)で開催され、次期家元池坊専好が講師を務めました。

街かど古典カフェは古典の日推進委員会が主催し、今年で7年目を迎えます。今回の講演は<京の『美』を創る女性(ひと)たち>と題したリレー講演会で、京都に蓄積された日本文化の様々なジャンルの『美』を学ぶ講座の第5回です。

次期家元は講演で、実際にデモンストレーションをしながら、まっすぐなオクロレウカをしごき、曲がりをつけることで、やわらかさや見えない風を連想させること、また、いけばなでは緑のオクロレウカだけでなく、枯れて黄みがかったものも好んで用いることなどを説明。ありとあらゆる草木のありとあらゆる状態を美しいと捉えること、瑞々しい姿も朽ちていく姿もどちらも切り離すことのできない繋がっている命であり、どの状態においても輝いていることを感じ、それを表現することがいけばなであることを伝えました。

この講座では、「京都・和菓子の会」を主宰するコーディネーターの中川典子氏との対談後、毎回ゲストをイメージした和菓子が出されます。今回は京都の老舗和菓子店「千本玉壽軒」が特別にあつらえた夏の代表的な和菓子の「水牡丹」。赤い木目の吉野杉の上に並べられた五色の「水牡丹」は目に美しいだけでなく、とても瑞々しい爽やかな味の和菓子で、受講者の皆様と美味しくいただきました。

◇街かど古典カフェについてWEBページをご覧ください。



講演の様子



爽やかな和菓子「水牡丹」

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