浜松市立曳馬中学校(静岡県)の生徒がいけばな体験
2019年4月18日(木)、浜松市立曳馬中学校(静岡県)の生徒34名が、京都・池坊を訪問し、いけばな体験をしました。
まず、一行は六角堂といけばな資料館を見学。
六角堂は聖徳太子によって建立され、初代住職が小野妹子であること、華道は朝夕の仏前供花から発祥したことに加え、境内にある“へそ石”や“専応口伝のモニュメント”などについても説明を受けました。資料館では、立花(りっか)や生花(しょうか)に関する資料をはじめ、六角堂と池坊など、展示された様々な歴史的資料を通して理解を深めました。
続いて、講義では仏前供花から発祥し、座敷飾りへ変化し、成立を遂げた華道の歴史、「枯れた花にも華がある」という華道の精神、いけばなに込められた“おもてなしの心”について。また、花の表情をしっかりと見て特徴を見つけること、命をいかすことを心がけることなど、いけばなで大切なことについても説明を受けました。
講師のアドバイスを基に、ガーベラ・ナルコユリ・スターチス・ヒペリカム・フトイを花材に用い、思い思いの作品をいけました。完成後は、作品写真を撮ったり、お互いの作品を見合ったりと、終始、和やかな体験となり、華道発祥の地での貴重な経験になった様子でした。
学校華道では、六角堂、いけばな資料館の見学、いけばな体験を受け付けています。
郵送、Fax、メールのいずれでも受け付けますので、いけばな発祥の地での華道体験に興味のある方は是非、華道会までご連絡下さい。
【お問合せ・お申込】
〒604-8134 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
一般財団法人 池坊華道会 事業部 学校華道課
Tel:(075)231-4922 Mail:school@ikenobo.jp
六角堂を前に記念撮影
体験の様子