【旧七夕会】「いけばな大作戦!」の作戦紹介<其の参-01「Cross-cultural Festival!」>
11月7日(水)より開催する旧七夕会池坊全国華道展では、「いけばな大作戦!」と題し、いけばなをご存じない方でも楽しめる、そしていけばなのことが色々と分かる作戦(=企画)を展開。このコーナーでは、作戦の一端を逐次ご紹介します。
第三弾は2回に分けてご紹介いたします。「Cross-cultural Festival!」と題し、いけばな展の会場を”ステージ=舞台”に見立て、他ジャンルのカルチャーといけばな展との融合の可能性を探る様々な催しを展開します。
その口火を切るのは、若手女流日本画家 諌山 宝樹氏による「日本画ライブペインティング」です。氏は、昨年公開された映画『花戦さ』において、前田邸にていけられた大砂物の後ろを飾る猿の絵の他、貴船神社や清水寺 大日堂などの有名な寺社の板絵や、様々な企業広告の作画を担当するなど将来を嘱望される若手の一人です。
そんな氏が、この高島屋会場で”華”にちなんだ大判の絵を、ライブで描き上げます。
その次に開催するのは、「狂言」の上演です。京都の観光名所”祗園コーナー”の舞台に立つ井口 竜也氏・山下 守之氏のお二人により、『盆山』をご披露いただきます。
この演目は言葉もわかりやすく、話のテンポも良く滑稽で、どなた様でもお楽しみいただける愉快な筋書きです。またワークショップ形式で、上演前に解説時間を設けますので、狂言をご覧になるのが初めての方でも十分にお楽しみいただけます。
最終日には、「書道パフォーマンス」を開催。若さあふれる立命館大学 書道部の4人が、力のこもった書を書き上げます。
事前に頂戴したパフォーマンスの紹介文には、「机に向かうだけが書道ではありません。曲に乗せて書くダイナミックな書道を花に添えて、是非ご覧ください。」とあり、沢山の作品が並ぶ高島屋会場で縦横無尽に筆を走らせる姿が目に浮かぶようです。
それぞれの詳細は以下のとおりです。ぜひお越しください。
◇「Cross-cultural Festival!」イベント情報
・日本画ライブペインティング【開催日時】
11月8日(木) 13:00~17:00
※ゆっくりと時間をかけて書き上げます
※出来上がった作品は、期間中は高島屋会場内で展示します
・狂言【開催日時】
11月10日(土) 16:00~
※冒頭に解説を行ってのちに上演します
・書道パフォーマンス【開催日時】
11月12日(月) 13:00~ / 14:30~
※1回15分程度です
諌山 宝樹氏
映画『花戦さ』前田邸の大砂物
諌山 宝樹氏による作品
井口氏と山下氏
書道パフォーマンスの様子