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2018.11.01
次期家元 池坊専好が大阪大学で講演を行いました
10月9日、大阪大学会館にて次期家元 池坊専好の講演会が、本年新設された先端教養科目「女性リーダーとの対話」の第1講として開催されました。
記念すべき第1講ということで、大阪大学会館での公開講義となったこの講義は、受講している学生の他、興味を持った教職員、華道家元池坊の関係の方々など、300名以上の方が受講しました。
本講義は「日本のアイデンティティーと国際社会」をテーマにすすめられ、池坊が古くから大切にしている「枯れた花にも華がある」という考え方を紹介し、美しく咲いた花だけでなく、枯れた葉、朽ちた木、まだこれから開く蕾といった草木の命のありとあらゆる姿を美しいととらえるという解釈とともに、そういった日本人の多様な個性を認めることができる精神性が、現代必要性が求められている「ダイバーシティ」の考え方と通じていることを説明しました。
講義終了後の質疑応答においては、女性リーダーというテーマではありましたが、男子学生からの質問が多く、普段華道に触れる機会が少ない学生の皆様とともに貴重な時間を共有することができました。