「Ikenobo 花の甲子園2018」における伝統的な花卉文化の発信について
今年で10回目の開催を迎えた「Ikenobo 花の甲子園」。この節目の大会を機に、農林水産省及び文化庁から大会への後援を頂戴し、大会を通じて伝統的な花卉文化・生活文化についての発信を行っています。
このうち伝統的な花卉文化の発信については、開催地の花卉産業振興団体より地元産花材の提供をいただき、それを大会出場者に用いていただくことで出場者、並びに観客の皆様に「地元でも沢山の花材が生産されていること」「それらに支えられて日々花をいけることができること」をお考えいただく機会を設けました。
近畿地区大会においては、京都府花卉振興ネットワーク(事務局:京都府農林水産部農産課)の協力の下、京都産花材(ヒマワリ・オミナエシ)を大会で用い、またそれらの花材の産地・特徴などを同振興ネットワークメンバーで京都の花市場である京都生花株式会社 代表取締役社長 近藤和博 様からプレゼンテーションしていただきました。
また九州沖縄地区(北)大会においては、花あふれるふくおか推進協議会(事務局:福岡県農林水産部園芸振興課)の協力により福岡県産ケイトウを大会で用い、こちらの花材も協議会 事務局の福岡県農林水産部園芸振興課花き係長 綾戸保 様からプレゼンテーションしていただき、花材の特徴などについて出場者を始め、会場内にいらっしゃった皆様にお伝えいただきました。
実際にいけこみがはじまると、いずれも色鮮やかな花材ということもあり多くの学校が主材として用いられ、観客の皆様の目を楽しませていました。また実際に花材を手に取った出場者にとっても、それをご覧になられた観客の皆様にとっても、普段あまり意識することが無い地元産花材について想いを馳せる一日となったのではないでしょうか
京都生花株式会社 代表取締役社長 近藤和博 様によるプレゼンテーション
京都産花材を用いていけこむ様子
花あふれるふくおか推進協議会 事務局 綾戸保 様によるプレゼンテーション
福岡県産ケイトウを用いた作品を発表する様子