モナコにて池坊行事が開催されました
6月9日(土)から11日(月)まで、モナコにて池坊行事が開催されました。池坊専好次期家元、池坊雅史事務総長と共に、日本各支部・支所より、門弟53名が参加しました。
6月10日(日)と11日(月)に、モナコ・オテルエルミタージュモンテカルロにて、池坊いけばなの展示を行いました。「Jardin d’Hiver」(冬の庭園)と呼ばれるロビーで、池坊専好次期家元が自由花大作を飾り、正面玄関で、三浦友馨特命教授が松の砂物をいけました。また、玄関とロビーを繋ぐ廊下にて、行事に参加した門弟による6作が披露されました。ホテルの宿泊客はいけこみを興味津々にご覧になり、今までになく新鮮で迫力が感じられたようで、作品が完成した時、感動の声が上がりました。
6月10日(日)の午後、モナコ・カフェドパリにて、次期家元は観覧者の願い事が書かれた短冊をいけばなに掛けたり、日本の風呂敷の使った花器に花をいけたりして、モナコの皆様に日本の文化、精神を紹介しながら、6作のデモンストレーションを披露。三浦友馨特命教授による礼式生けは静かな雰囲気の中進みました。来賓の駐日モナコ公国大使、駐日モナコ公国総領事、モナコ副市長、モナコ代議院副議長、モナコ外務省部長を始め、多くの来場者が多彩で素晴らしい作品に感心されました。
デモンストレーションの後、同会場にて、晩餐会が開催され、ツアーに参加した日本の門弟はフランス、オランダ、イギリス、スイス、ベルギーのヨーロッパ各支部、グループの門弟との親睦が深めました。また、駐日モナコ公国大使、駐日モナコ公国総領事、モナコ副市長から次期家元及び三浦友馨特命教授にプレゼントの贈呈が行われ、記念写真を撮影しながら、にぎやかな雰囲気で晩餐会が終了しました。
今回の行事によって、モナコの皆様に日本伝統文化のいけばなを紹介し、国境を越え、個性と多様性を尊重するいけばなの精神と心を伝え、日本とモナコの友好を繋げました。
次期家元作品
三浦友馨特命教授作品
三浦友馨特命教授及びツアー参加者の作品
次期家元によるデモンストレーション
三浦友馨特命教授による礼式生け
満席となった会場
晩餐会の次期家元ご挨拶
来賓との記念撮影