その他
2017.11.30
横浜能楽堂で次期家元池坊専好が能舞台にいけばな作品を披露しました
11月23日、「能の花 能を彩る花」と題した、横浜能楽堂の企画公演が開催されました。この公演は全5回行われ、今回は2回目の公演となります。
テーマは「紅葉」。金春流の重要無形文化財総合認定保持者である金春安明氏の舞台に、次期家元 池坊専好が出演しました。
演目は「紅葉狩」。能舞台上で植物を使う場合、通常、造花が使用されますが、今回、横浜能楽堂での「能の花 能を彩る花」では全5回の演目に、次期家元池坊専好のいけばなを使うという特別な企画となっています。
10月28日の第1回公演では、人間国宝の梅若玄祥氏が演じられた「菊慈童」で、能舞台に菊を使った作品を展示するのみでしたが、
2回目の公演では、次期家元が能舞台上でデモンストレーションを行い、紅葉を使った紅葉一色(もみじいっしき)の立花新風体を立てました。
終演後は能楽堂のロビーに、作品を飾り、作品を撮影する人垣ができるほどの大好評を博しました。
次回以降の公演予定は、第3回「牡丹」(1月13日)、第4回「梅」(2月10日)、第5回「桜」(3月10日)となっています。
公演のお申し込みなどについては横浜能楽堂045-263-3055(受付時間 9時~20時)までお問合せください。
能舞台で作品を制作する池坊専好
「紅葉狩」金春安明氏(撮影:神田佳明)
能舞台の作品