「祇園祭後祭エコ屋台村」でIKENOBOYS 柿沢氏がいけばなLiveを披露しました
祇園祭後祭の期間中である7月22日(土)に、京都市が主催する「祇園祭後祭エコ屋台村」特設ステージにて、IKENOBOYS 柿沢正一氏らによるいけばなLiveを披露しました。
これは京都市が、祭やイベントから出るごみを減らすため使用を推奨しているリユース食器の活用促進のPRを目的として、7月21日(金)~23日(日)の3日間かけて開催されたもので、多くの来場者で賑わいました。
その中に設けられるステージでは「文化」を切り口に様々な出演者によるパフォーマンスが行われ、柿沢氏はアシスタントの今川清氏(池坊京都支部所属)・中村直貴氏(池坊三潴支部所属)らと共に、大作を披露しました。
実施にあたっては京都府・市から花材を提供いただき、それらを基にパフォーマンスを披露。府からは宮津産の檜扇を提供いただき、故事来歴から厄除けとして重用され、特に祇園祭の時期には欠かせないものと檜扇の持つ背景を紹介。また市からは「桃山花産地」産の向日葵と鶏頭を頂戴し、同地での花材生産の歴史を紐解きながらパフォーマンスを行い、皆様は頷いたり、鶏頭の鮮やかな赤に魅了されたりと楽しまれていた様子でした。
また柿沢氏が当日着用していた着物は、先日開催された東京キモノショーで藤井絞株式会社にお作りいただいたもので、涼やかな着物の色が皆様の一服の清涼剤となっていました。
当日は雨降り模様でしたが、出演の直前には天候も回復し、宵々山の山鉾巡りや屏風祭とあわせて多くの皆様に後祭をお楽しみいただいたのではないでしょうか。
まず檜扇で全体を構築
京都市から提供いただいた鶏頭
最後に向日葵を入れ作品は完成
藤井絞から提供いただいた着物でいけばなLiveを披露
当日は多くの方にご覧いただきました