花の命に感謝して「六角堂花供養会・花行列」を行いました

日頃いけばなとしていけた草花への感謝と花の命を供養する「六角堂　花供養会」が、春のいけばな展開催期間中の4月9日（日）に、いけばな発祥の地・六角堂本堂で盛大に執り行われました。
昨年までは11月の旧七夕会池坊全国華道展開催期間中に行われてきましたが、本年より草花の芽吹く4月の「春のいけばな展」期間中に行うことになりました。

この日、午後1時に花行列が池坊短期大学を出発。全国の生産者から奉納された花材で制作された巨大な花御輿や花車を中心に、山伏の法螺貝の音とともに、僧侶、献華奉仕者の振袖姿の門弟、花御輿を担当するIKENOBOYSのメンバー、門弟有志の花車の担ぎ手など40名が、池坊短期大学から六角堂まで、烏丸通りを600メートル練り歩きました。

一行は華道発祥の寺院六角堂へ到着した後、僧侶が本堂内へ入堂し、花供養会の法要が営まれました。
読経の中、“春の花姫”の池坊京都支部西村奈於さんが、池坊京都支部星野美由紀氏の後見のもと菊の生花をいけ、御開帳中の本尊の如意輪観世音菩薩に献じられました。
続いて、次期家元池坊専好、事務総長池坊雅史が感謝の想いを込めて献花台に花を手向け、続いて花行列参加者が次々に花を手向けました。

※今年、花供養会に花材を奉納いただいたのは下記の生産団体の皆様です。厚く御礼申し上げます。

・紀州農業協同組合（和歌山県）：スターチス
・ジャンプK（大阪府）：普賢桜、ボケ
・和歌山県スプレーマム研究会（和歌山県）：スプレーマム
・淡路花卉組合連合会（兵庫県）：カーネーション
・クニエダ株式会社（滋賀県）：バラ
・平群温室バラ組合（奈良県）：バラ
・阿波洋らん青年倶楽部（徳島県）：シンビジウム
・山口県：やまぐちオリジナルゆりプチシリーズ
順不同