その他
2016.07.07

ハーバード大学サマースクールの学生がいけばな体験

同志社大学が主催するアメリカ、ハーバード大学のサマースクールで京都に短期留学している学生が、6月28日(火)池坊を訪問しました。同大学の訪問は2013年から始まり4回目となります。

学生18名と引率教授ら4名は、六角堂、家元道場、いけばな資料館で池坊の歴史と花形に関する説明に聞き入っていました。その後、池坊中央研修学院の教室を訪れ、学院生が実際にいけばなをいけている風景を見学。生花や立花新風体に大変興味を示しながら、学院生たちに話しかけ、楽しく交流しました。

2階ホールでは、池坊中央研修学院の野田学教授によるいけばなワークショップを受講。野田教授は、例を挙げて、植物それぞれの特性を生かしながらいけることや生命感、時の移り変わりを大切にすること、聖徳太子の和の精神などを説明。その後、参加者は、「花と会話をしながらいける」「花の一番きれいな表情を探す」という野田教授の指導に従って、真剣に構成を考えながら、ガーベラ、スプレーバラ、ゴッド、フトイを使って自由花に挑戦。野田教授から作品に関するコメントやアドバイスを受けた後は、笑顔でお互いの作品を観賞したり、作品を写真に収めていました。「いけばなには、作者の心の内が現れる。少し気恥ずかしい。」という感想と共に、いけばなの奥深さを実感していました。

最後に、野田教授は忙しい現代社会だからこそ、花と対面し、こころを潤すことが大切である、時にはそういう時間を作って命のある花と触れ合う機会を作ってほしいと述べました。一行は、いけばな体験と見学を満喫していたようでした。


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