池坊専好(初代)の活躍を描いた小説『花いくさ』がミュージカルに!
去る11月7日8日、戦国時代の家元、池坊専好(初代)の活躍を描いた小説『花いくさ』がミュージカル化され鹿児島県鹿屋市文化会館で上演されました。
これは第30回国民文化祭・かごしま2015の一環として上演され、脚本・演出・主演を務めた松永太郎氏を中心に地元の高校生や市民が参加したミュージカルです。
この物語は、前田利家邸に豊臣秀吉が御成りする際に池坊専好が立てた幅7.2mの『前田邸の大砂物』の話を題材にした小説で、池坊専好と千利休の友情ストーリーです。
池坊はこのミュージカルに登場する花の監修を行い、織田信長の依頼で清州城に飾られた大砂物や前田邸の大砂物など、約10作品を制作。当時実際に立てられていた花を再現しました。
ミュージカルは、生バンドによる素晴らしい演奏と舞台上で躍動する若者を中心とする出演者の熱気で会場内に大きな感動の嵐を呼びました。
観覧者からは「華道の魅力が満載されていて素晴らしかった」「いけばなを知らない人も感動していた」「久しぶりに華道をしてみたくなった」などの声がきかれました。
このミュージカルは来年8月に東京公演も計画中とのこと。どうぞお楽しみに。
また当日は池坊鹿児島県連合支部による花展も実施され、多くの方で賑わっていました。
清州城で大砂物を観る織田信長
清州城で出会う千利休と池坊専好のシーン
専好と利休の花いけ合戦のシーン
六角堂に集まった町衆と専好
専好と利休の別れのシーン(梅の立花)
六角堂に訪れた利休と宗恩
前田邸の大砂物
大砂物の背後に信長の声を聴く秀吉のシーン
エンディング
エンディングでは出会った頃の専好と利休が。
賑わいをみせる鹿児島県連合支部花展
鹿児島県連合支部の皆様