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2015.05.21
次期家元 池坊由紀が中京大学 公開講座にて講演を行いました
5月14日(木)、「中京大学公開講座‐文化・芸術・教育シリーズ第52回‐」にて、次期家元 池坊由紀が講演を行いました。
当講座は、一般市民を対象に、大学を広く開放する一環として執り行っている事業のひとつで、主催:中京大学・中部経済同友会、後援:中日新聞社にて行われ、一般市民を含む約500名が受講しました。
今回の講演テーマは「いのちをいかす いけばなの美と心」。
まず、仏前供花から発祥した いけばなと六角堂との関わりについて「碧山日録」を引用し、解説。
また、六角堂の役割や浄土真宗との関わり、「専応口伝」や川端康成氏著「美しい日本の私」やラフカディオ・ハーン氏著「新編 日本の面影」などを紹介し、いけばなの美の捉え方や、日本人の美意識について講演しました。
そして、国連での献華やいけばなを通じた国際交流、花逍遥100選で選ばれた「愛知県」の名所も紹介し、池坊いけばなの花形、立花・生花の特徴、自由花の成立についても講演しました。
講演の終盤では、ヒマワリ・シマフトイ・ナルコユリなどの花材に、身近にあるガラスの器を用いて、デモンストレーションを行い、受講者の方々は解説を交えながら、作品が出来上がっていく様子を見ることができ、講演を通じて、日本の伝統文化「華道」をさらにご理解いただけた様子でした。
講演の様子
デモンストレーションの様子