「第46回花と緑の市民フェア」にて花の甲子園デモ・作品展示などを実施しました
4月18日(土)、19日(日)、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された京都市・京都市花き振興協会主催『第46回花と緑の市民フェア』にて「Ikenobo花の甲子園」地区大会形式でのデモンストレーション、池坊いけばなを学ぶ学生による作品展示、大装飾花、花育カルチャー教室「いけばなを楽しもう」を実施しました。
◇「Ikenobo花の甲子園」地区大会形式でのデモンストレーション
昨年に引き続き、京都府立亀岡高等学校が出場。作品テーマは「亀岡の春」。持ち込み花材に亀岡市の市花「つつじ」、ミニチュア花器に「サイコロ」を用い、地区大会さながらに18種類の指定花材とともに、公開でいけこみました。その後、作品に表現した”京都らしさ”や”春らしさ”、立体感を生かした点などについて作品解説を行いました。限られた時間で見事作品をいけあげる様子、いけばなに込めた思いなどに観客の方々は聞き入っておられました。今回の経験が2015年大会への出場につながることを願っております。
◇池坊短期大学 華道部による「礼式生け」披露
会場内メインステージでは、池坊短期大学 華道部による「礼式生け」が披露されました。今日までの長きにわたり、受け継がれてきた「礼式生け」ですが、伝統的な所作について解説も行われ、日頃見る機会が少ないということもあり、多くの来場者の方々にご覧いただきました。
◇池坊いけばなを学ぶ学生による作品展示
京都市内を中心に、実習校や個人教室で池坊いけばなを学ぶ小学生から大学生までの20名が作品展示を行いました。自由花から生花まで思い思いの作品が展示され、出瓶者たちにとって日頃のお稽古の成果の発表の場になった様子でした。会場内はフラワーアレンジメントが中心で、いけばな作品は同コーナーと大装飾花のみということに加え、学生がいけた作品ということもあり、来場者の皆さんに1作1作、丁寧にご覧いただきました。
◇華道家元池坊京都支部による大装飾花
会場内「花と緑の大装飾花コーナー」に華道家元池坊京都支部による大作を展示しました。会場入口を入ってすぐのスペースに展示しているということもあり、多くの方々が足を止め、色鮮やかなフジを用いた大作に見入っておられました。
◇花育カルチャー教室「いけばなを楽しもう」
会場内「花育カルチャー教室コーナー」にて、”いけばなを楽しもう”をテーマに、いけばな体験を実施しました。伝統文化”いけばな”を身近に体験できるとあって、小さなお子様を含む20名の方々にご参加いただきました。花材の特徴を生かすことや空間を大切にすることなど、講師のアドバイスを基に、楽しんでいけばなに触れていただくことが出来ました。
花の甲子園デモンストレーションの様子
ご出場いただいた府立亀岡高校の皆さん
池坊短期大学 華道部による「礼式生け」
池坊いけばなを学ぶ学生による作品展示
華道家元池坊京都支部による大装飾花
花育カルチャー教室 実施の様子