家元・次期家元
2024.11.06
次期家元 池坊専好 やまがた工芸の会設立10周年記念行事でいけばなパフォーマンス・トークセッション
山形市の文翔館 議場ホールで10月14日、やまがた工芸の会設立10周年記念行事『お花造形パフォーマンスとトークセッション』が開催され、池坊専好次期家元がいけばなパフォーマンスおよびトークセッションをおこないました。
やまがた工芸の会は、2014年に設立された工芸文化活動を行う団体で、陶芸作家や染織作家、木工芸、硝子工芸などの作家が集まっており、山形の自然や素材を活かした作品を生み出しています。
デモンストレーションでは、やまがた工芸の会に所属する作家の器(陶磁の花器やガラスの鉢など)4点に松やリンドウを使った立て花、パニカム、セイバンモロコシ、ダリアなど使った自由花、サンキライ、花唐辛子、キイチゴを使った自由花、つる梅もどき、糸芭蕉、菊などを使った立花の4作をいけ、池坊の哲学、命の大切さ精神性、日本の美意識など話をしました。
重要無形文化財保持者(長板中形)松原伸生氏とのトークセッションでは、各分野の特徴や技術継承についてをテーマにトークがおこなわれました。
当日は300名以上の来場があり、立見が出るほど大盛況でした。
会場では、20日まで「やまがた工芸の会」会員作品を使用した花展も開催され、山形西高校・山形北高校・山形学院高校の生徒と、池坊山形支部長・副支部長・青年部長が作品をいけました。
花展では次期家元のデモンストレーション作品も含め、15瓶が展示されました。