イベントレポート
2024.06.26

2024年度池坊全国大会を大阪市で開催しました

一般財団法人池坊華道会では5月25日、2024年度池坊全国大会を大阪市のグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催しました。

同大会では、総裁である池坊専永家元から1年間の活動指針(説示)が発表されるほか、国内外における華道振興についての報告や当年度の事業などの説明が行われます。
家元、池坊専好次期家元、池坊美佳審議役、池坊雅史事務総長、池坊専宗青年部代表をはじめ財団役員、各支部・支所長、大会役員、傍聴者が出席し、今年度は全国から約2700名の会員が参加しました。

オープニングでは、豊中少年少女合唱団による合唱が披露され「ドレミのうた」「この星に生まれて」など美しい歌声が会場に響き渡りました。次に、来賓の山口信彦大阪府副知事、横山英幸大阪市長から歓迎のごあいさつをいただきました。

はじめに優谷省子監事(大阪中央橘会支部)が開会の辞を述べられ、来場者全員で華道文化高揚を祈念しました。
総裁説示では、能登半島地震へのお見舞いと復興祈念、義援金について話されたあと、「理論と体系を次世代へ伝えていくこと」「いけばなで学んだことを人生でいかすこと」「時代の美的感覚を磨き続けること」などを伝えられました。

事務局の報告では、事務総長から池坊の「和の哲学」について説明され、師弟関係の変化などについて話されました。華道会の報告の中では、若手華道男子グループのIKENOBOYSが紹介され、大会に参加していた7名のメンバーが舞台に上がり、自己紹介しました。

今年度の池坊華道文化継承功労者表彰では、野村華峯華道会相談役(西大阪支部)に功労賞が贈られました。
最後に次期家元から来年の大阪関西万博開催等を踏まえ、会員一人ひとりの行動変容と協力を求めるお言葉があり、渡邊睦子支部長(大阪専修会支部)による閉会の辞で全国大会は閉会しました。

会場のロビーには、大阪府下7支部の青年部員が担当した迎え花がいけられ、青年部代表が激励しました。

2025年度池坊全国大会は富山県富山市のオーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)で2025年6月1日(日)13:00~16:00に開催します。

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