伝統文化プレミアム体験教室-囲碁といけばな-を開催しました

伝統文化の囲碁といけばなに親しむ機会として2月17日、華道家元池坊のホールで「伝統文化プレミアム体験教室―囲碁といけばな―」が開催されました。この取り組みは、池坊雅史事務総長が関西棋院の理事長を務めていることから実現。囲碁といけばなの楽しみを知っていただこうと初心者も参加できる体験会を設けました。

第1部の囲碁入門教室では今村俊也九段と高山邊楓実初段が講師として登壇され、囲碁の歴史や京都との関係、9歳から97歳がプロ棋士として活躍し幅広い世代で楽しめることなどが紹介されました。その後、石の囲み方や取り方など基本的な囲碁のルールを学び、実戦形式で囲碁を体験しました。

第2部のいけばな体験教室では池坊短期大学の藤井真准教授が講師、森川佳代教授がアシスタントとして登壇し、いけばなの歴史や3つの花形の成立について、命の美しさを表現することなどについて説明。その後、参加者は桃や菜の花、スイートピーなどでいけばなにチャレンジしました。

体験会の最後には瀬戸大樹八段と高山棋士が登壇し、囲碁をイメージして制作されたいけばなに赤と白の椿をいけて完成させ、フィナーレを迎えました。参加者からは「家でも子どもと一緒に勉強したい」「とても楽しかった。また参加したい。」といった声が聞かれました。

当日の様子はNHK Eテレ「囲碁フォーカス」で放送されます。
番組名：囲碁フォーカス　「かわら盤」コーナー
放送局：NHK Eテレ
放送日：3月10日（日）昼12:00～12:30