イベントレポート
2024.02.27
第70回 太宰府天満宮献華祭を執り行いました
第70回太宰府天満宮献華祭を2月18日、福岡県太宰府市の太宰府天満宮で執り行いました。本祭は華道家元池坊が昭和30年から毎年行ってきた神事で、梅の咲く2月に華道の上達を願う献華式を行っています。通常は本殿で行うところ、「令和9年菅原道真公御神忌1125年半萬燈祭」に向けて改修中のため、献華式を仮殿で、奉賛いけばな池坊展を絵馬堂と外側廻廊の一部で開催しています。
参進の儀は、18日午前10時から西鉄太宰府駅をお練りの行列が出発。池坊雅史事務総長はじめ神前奉仕者、献華道具等を運ぶ振袖姿の門弟、太宰府天満宮幼稚園のお稚児さんらが、 牛が引く花車とともに太宰府天満宮まで参進しました。
続いて献華の儀では、神前奉仕者の池坊中央研修学院の清水新一教授(京築支部)と村上謙治准教授(熊本東支部)が、紅梅と白梅の生花一対をいけ、神前に奉納しました。続いて池坊を代表して、事務総長、一般財団法人池坊華道会の多久島良子常務理事(唐津支部)と香川幸子評議員(小倉支部)、および神前奉仕者による玉串拝礼が行われました。
16日から19日の期間、絵馬堂と外側廻廊の一部で行われた奉賛いけばな池坊展には、九州在住の会員による作品延べ126瓶が展示され、多くの参拝者にご覧いただきました。