第26回学校華道インターネット花展 受賞作品発表
1,109校、5,392作品のご応募ありがとうございました。 審査委員長・次期家元池坊専好をはじめ、審査委員会による選考の結果、 栄えある受賞作品が決定しました!
いけばな池坊 最優秀賞
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岐阜県立大垣東高等学校3年生岡部 莉子さん
テーマ 信じる 種別 自由花 花材 アレカヤシ、ガーベラ、カーネーション、デルフィニウム、カスミソウ、ハラン コメント 私は今、受験勉強の真っ只中にいます。受験勉強はまだ始めたばかりで鮮明な将来のビジョンもまだなく、少し不安です。それでも、強くしなやかなアレカヤシをいけていると私もこんなふうに頑張りたい、と思えました。4月の私が笑顔でいられるよう、思いを込めていけました。 受賞者のコメント
この度は、「いけばな池坊最優秀賞」というすばらしい賞を頂き、大変うれしく思います。私は、大垣東高校の華道部に憧れて入学しました。共にいけばなを楽しむ仲間と熱心に指導してくださった先生のおかげで、充実した3年間を過ごすことができました。華道部の活動では、部員間で作品を評価し合い、切磋琢磨しながら成長することができました。特に、成長を感じたのは、2年生の時に出場した「Ikenobo花の甲子園2022全国大会」です。花に対して、今まで以上にひたむきに向き合うとても貴重な経験でした。いけばなを始めたことで、道端に咲く花にも自然と目を向けるようになり、自然の美しさに気づくことができるようになりました。いけばなは、私の世界を広げてくれた大切なものです。花と向き合うことは、自分と向き合うことにも繋がっている、ということを改めて感じました。春からは大学生になります。今度は、私が感じたいけばなの魅力を、多くの方に伝えていきたいです。この度は、本当にありがとうございました。審査委員長より
葉をデザイン的にカットしたアレカヤシが作り出す空間の美しさが印象的な作品です。色彩の美しさも高く評価されました。自由花において花器は作品の一部となりますが、この作品は花器の形とアレカヤシの動きがうまく調和しています。背後に使ったハランで引き締まりとても効いているのですが、形にもう一工夫があれば更によくなるでしょう。高校華道部で学んだことを忘れず、自分に自信を持って次のステージへ大きく飛躍されることを心から願っています。
優秀賞
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文部科学大臣賞
池坊短期大学2年生岩田 桜 さんテーマ 軽やかな秋 種別 自由花 花材 雪柳、ミラビフローラ、メラリウカ、ヒペリカム、オクロレウカ、レモンリーフ コメント 秋を感じる雪柳に花と鮮やかな花器を合わせることで、軽やかさを表現しました。 審査委員長より
雪柳の葉を省略し立ち伸びる枝の線を強調することで、花材のよい表情を引き出しました。作者が枝先に細心の注意を払った気配を感じます。また小さいながらも凛とした二輪のミラビフローラの姿が印象的でした。清楚な美しさを感じます。 -
京都府知事賞
富山県立福岡高等学校3年生関 優香 さんテーマ 流動 種別 自由花 花材 ノイバラ、シマススキ、アンスリウム、ヒオウギ、カスミソウ コメント 小さな足元からアンスリウム、カスミソウなど色とりどりで個性的な花々が芽生えます。その流れに乗るように、シマススキ、ノイバラの枝が大きな自然の流れに沿って漂う様子を表現しました。同じ場所に留まり続けるのではなく、花のように変化を求めて流動し、成長していきたいという意味を込めました。 審査委員長より
ノイバラが作り出した大きな空間が印象的な作品です。色彩的にも赤いアンスリウムがノイバラに対応しており、全体のバランスがとれました。ノイバラの実を整理するともっとよい作品になるでしょう。 -
京都府教育委員会教育長賞
北海道岩見沢農業高等学校3年生三上 菜月 さんテーマ 秋めく 種別 自由花 花材 ガーベラ、スプレーバラ、石化柳、グランディフロラム、雪柳(染め紅葉) コメント まだ夏だと思ううちに、いつしか秋の気配がきざす様子を花で表現しました。 審査委員長より
植物にも命が刻むリズムがあります。いけばなにおいては、線や形の反復や連続などをリズムと捉えます。立ち伸びた石化柳と足元に配したガーベラなどの花々に明るいリズムを感じます。豊かな色彩感覚も素敵でした。 -
京都市長賞
群馬県立前橋女子高等学校3年生若原 百香 さんテーマ 健気 種別 自由花 花材 コスモス、梅もどき コメント 強風に吹かれ大きく揺れたコスモスは、再び上へと体を起こします。細い茎と可憐な花びらからかけ離れたコスモスの力強さを感じます。複雑な枝先が特徴の梅もどきには自分自身の葛藤を、ひらひらと揺れるコスモスには逆境に前進する内に秘めた負けん気を表現しながら、花材それぞれの個性を活用しました。どんな逆境に陥ったとしても、コ スモスのように逞しく健気でありたいと思います。 審査委員長より
コスモスの花、ウメモドキの実、花器の点々、そして台に敷かれた赤とピンクの丸い色紙。全体的な統一感に工夫を感じます。またウメモドキの力強さと可憐なコスモスの対比も素敵でした。 -
京都市教育長賞
宮城県仙台第三高等学校2年生藤岡 歩生 さんテーマ 飛躍 種別 自由花 花材 石化柳、千日紅、ラン、カスミソウ、ブルースター、ヒューケラ コメント 石化柳の力強さと形、大きさを生かし他の花材の可憐さや細やかさと対比させました。 審査委員長より
先端から花器の挿し口を越えて床まで1本に見える石化柳。この力強い石化柳の枝を大胆にいかして構成した作品で、強いインパクトがありました。石化柳の先がもう少し上っていると、さらに良くなるでしょう。 -
読売新聞社賞
龍谷大学2年生尾崎 由利 さんテーマ 一途 種別 自由花 花材 アスパラ、アスター、ツルウメモドキ、ピンポンマム、チョコレートコスモス、ライムポトス コメント ツルウメモドキとアスパラをつなげて、おおきな空間をつくりました。一輪のチョコレートコスモスで一途な想いやひたむきさを表現しました。この作品で、自分の中にある強い思いをあらわすことができたと思います。 審査委員長より
逆U字型の花器とツルウメモドキ・アスパラガスの出会いと、この両者によって作り出された空間、上下の調和が印象的な作品です。上下を繋ぐ2輪のピンポン菊と一輪のアスターが効きました。その真ん中にあるチョコレートコスモスにドラマを感じます。 -
朝日新聞社賞
京都教育大学附属高等学校2年生徳持 こはる さんテーマ 真夏の涼味 種別 自由花 花材 ヒマワリ、キキョウ、フトイ、カーネーション、リンドウ コメント ヒマワリで夏の照りつける太陽を表し、夏らしい雰囲気を表現しました。そこで、涼しさを感じさせる透明な花器やフトイを用いることで、真夏だからこそつい求めてしまう涼味を表しました。また、キキョウやリンドウ、カーネーションなどの鮮やかな色の花を用いて、夏のPOPな様子を表現しました。みなさんの夏に少しでも涼しさをとどけられますように。 審査委員長より
フトイのリズムが心地よい作品です。上に伸びる直線の動きに勢いが感じられます。暑い季節にフトイ、キキョウとガラス花器とビー玉で「涼しさ」を感じさせる素敵な夏の作品です。 -
毎日新聞社賞
一橋大学大学院1年生李 可馨 さんテーマ 朝日影 種別 自由花 花材 コスモス、ハブソウ、ワレモコウ、ヤツデ コメント 作品の名前は水原秋桜子の「コスモスに 雨ありけらし朝日影」という俳句に由来しています。本作は冷たい雨に濡れながらけなげに咲く花をイメージした作品です。 審査委員長より
2本のハブチャの無理のない伸び伸びとした姿が印象的です。中段に配したコスモスの表情も素敵ですね。 -
産経新聞社賞
ミス・パリエステティック専門学校名古屋校3年生井上 涼葉 さんテーマ 咲き誇る、秋 種別 自由花 花材 菊、リンドウ、カシワバアジサイ、ツルウメモドキ、ケイトウ コメント この作品は、急に寒くなった中でも力強く咲き誇る秋の花たちをダイナミックに表現しました。 審査委員長より
壁掛けの花器にいけた作品でしょうか。秋の花々をふんだんに用いたカラフルな色合いと、左に大きなカシワバアジアイ、右に流れるようなツルウメモドキを配した左右非対称な構成が印象的です。秋らしい色彩の取り合わせも華やかでした。
ブロック賞
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北海道新聞社賞(北海道ブロック賞)
北海道旭川東高等学校1年生山本 美結 さんテーマ 変わり目 種別 自由花 花材 ヤナギ、ヒマワリ、カーネーション、ハラン コメント テーマを「変わり目」にした理由は、ヒマワリが元気に咲いていた季節から、ヤナギが伸びていく季節へ変わっていくのを感じたからです。学校生活でも、部活の3年生の先輩が引退して、私たち1,2年生が背負っていくことになったり、1年生も後半となり、勉強も更に頑張らなくてはならなくなりました。これからの気合いも込めて生けました。ハランは裏面を使ってひまわりを目立たせるようにしました。 審査委員長より
大胆な花材の扱いと配置に目を引かれました。ヤナギ、ハラン、ヒマワリとそれぞれが持ち味を発揮しながら、絶妙に調和がとれています。少しだけ残したヤナギの葉がよい風情を出しています。 -
河北新報社賞 (東北ブロック賞)
宮城県農業大学校2年生桃井 優花 さんテーマ 秋風 種別 自由花 花材 ききょうらん、オンシジュウム、千日紅、野ばらの実、ブルースター、オクロレウカ コメント オクロレウカの線を強調し、野ばらを使うことで秋らしい印象の作品に仕上げました。千日紅やオンシジュウムの色もいいアクセントになっていると思います。 審査委員長より
縦の構成に全体をうまくまとめ、シャープな雰囲気に魅力を感じます。葉と対比させた千日紅の用い方が印象的です。 -
東京新聞賞(関東ブロック賞)
館山市立北条小学校3年生神作 奏那 さんテーマ 秋を明るく花で彩る 種別 自由花 花材 ミニバラ、かすみ草、ドラセナ コメント 明るい色のバラの花を使いました。天国へ逝ったおばあちゃんを想い、祖母の大好きだったかすみ草を、合わせて生けました。すると、おばあちゃんのような生け花が出来ました。今頃、天国から見てくれているかしら? 審査委員長より
リズミカルに左へ靡いたドラセナと、前方に溢れるようなカスミソウが印象的な作品です。こちらにもおばあ様への思いが伝わってきました。きっと天国のおばあ様もご覧になって喜んでいらっしゃると思いますよ。 -
北國新聞社賞(北陸・甲信越ブロック賞)
金沢市立浅野町小学校4年生森田 陽向子 さんテーマ 夏をとじこめて 種別 自由花 花材 ヒマワリ、ニューサイラン、ルリダマアザミ、アジサイ、ハイブリッドチース コメント じゅんかいこうざで習った、フレームこうかを使いました。ニューサイランで作ったカゴの中にひまわりをとじこめて、夏が大好きな気持ちをいけました。 審査委員長より
巡回講座を受講されたのですね。ニューサイランという植物の特質をうまく利用した個性的な自由花になりました。テーマも印象的です。テーマと作品が一致した素敵な作品です。 -
中日新聞社賞(東海ブロック賞)
高山市立久々野小学校6年生足立 ふたば さんテーマ 新しい日々 種別 自由花 花材 ひまわり、トルコキキョウ、ミステリーブルー、山吹、風船トウワタ、ラン コメント 小学校最後のインターネット花展なので、心を込めて生けました。山吹の伸びやかさとひまわりの明るさを入れ、日常生活を取り戻した自由な気持ちを表現しました。 審査委員長より
山吹の大胆な用い方、そして挿し口を右に寄せて左に器を大きく見せたところが印象的な作品です。足元に配したヒマワリの表情もよかったです。 -
京都新聞賞(近畿ブロック賞)
京都府医師会看護専門学校1年生星野 貴志 さんテーマ 進む 種別 自由花 花材 沖縄シャガ、赤柳、オンシジウム、トルコキョウ、ヒューケラ コメント この春から、新天地で新生活を始めました。 しなやかに伸びる沖縄シャガは、仲間達と共に未来へ進み続ける姿。 赤柳は、その固い決意。オンシジウムは、困難な時にあってもきっと存在する喜び。その足元には、陰日向にお支え頂く全ての皆さんへの感謝を表現しました。 審査委員長より
横の構成でうまくまとめました。根元の紫のトルコキキョウが効いています。後ろにチラッと顔を出しているヒューケラが可愛いです。ミニマムな表現が爽やかです。 -
中国新聞社賞(中国・四国ブロック賞)
聖カタリナ学園高等学校3年生村上 碧唯 さんテーマ 愛する心 種別 自由花 花材 ガーベラ、ポトス、シダ、カスミソウ、千日紅 コメント 同じ形状の花器に、カラーワイヤーで円を形取り、可愛い花を大きく広がりを表現してみました。また異なる質感を持つ、千日紅をアクセントにしてみました。花の甲子園全国大会に出場した先輩から引き継いだ”愛する心”を表現し、後輩部員にも繋げて行きたいと思います。 審査委員長より
円形の花器と異質素材のカラーワイヤーがうまく調和しています。センターのガーベラとその周辺に配したポトスとシダが上下の空間を引き締めています。 -
西日本新聞社賞(九州・沖縄ブロック賞)
春日市立春日南中学校2年生松永 琴音 さんテーマ いばらの檻 種別 自由花 花材 スチールグラス、エリンジュウム、サンダーソニア、クッカバラ、ヒペリカム コメント 棘だらけのイバラの檻から、逃げ出そうとする2本のサンダーソニアを想像して作りました。 審査委員長より
テーマがユニークですね。花器とスチールグラスの形が統一され、リズムよく配置されています。そこから飛び出すように伸びたサンダーソニアが印象的でした。
入選
大学・短大の部(2名)
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東京大学大学院M3黄 敏而 さん
テーマ 惑星 種別 自由花 花材 ピンクッション、石化エニシダ、リンドウ、小菊 コメント 惑星というのは、ピンクッションと石化エニシダの動きから取ったイメージです。宇宙に揺らぎながら曲り、膨大なエネルギーが宿っている印象を残したいと思います。生けた時の難しいところは、石化エニシダを思う通りに曲げることでした。試しながら学ぶ、という非常に楽しい体験でした。 -
龍谷大学2年生洲脇 歩美 さん
テーマ 凛 種別 自由花 花材 ガーベラ、アンスリューム、ブルースター、テマリ草、ライムポトス、アスパラ、グミ コメント ガーベラの周りにアンスリューム、ガーベラ、ブルースター、テマリ草、ライムポトス、アスパラ、グミで囲んでいます。緑を周りに飾ることで、心に安らぎを与えます。
専門学校の部(1名)
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日本工学院八王子専門学校2年生原 楓 さん
テーマ 弾ける 種別 自由花 花材 リョウブ、スターチス、トルコキキョウ、ワレモコウ コメント 作品を制作する上でリョウブの線がとても綺麗だと思い、中間の葉を取り美しい線が出せるよう工夫をしました。ワレモコウの直線的で元気のある花材と花器を含めた全体も彩度が高い色を使用しており、テーマの「弾ける」と合っていると思います。リョウブの線の流れとテーマの弾けているような生け方を見てくださると幸いです。
高等学校の部(6名)
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北海道札幌北高等学校3年生相花 梨湖 さん
テーマ 泉声 種別 自由花 花材 ガーベラ、あじさい、ブルースター、スプレーバラ、カンパニュラ、スチールグラス、沖縄シャガ コメント 泉声とは泉の水が流れ出る音のことです。流れる水とその横で美しく咲くお花を、夏らしい色合いで表現しました。きれいな水によっていきいきと育つお花を、澄んだ心でまっすぐ生きていくことを目標とする自分に重ねました。また、ガラス瓶やストロー、ビー玉を使い、透明感のある涼しげな印象を与えました。夏の森の中で泉の水の音を聞く様子を想像しながら作品をご覧いただくと、涼しくて晴れやかな気分になると思います。 -
池上学院高等学校1年生村山 冴羅 さん
テーマ 伸びる 種別 自由花 花材 ニューサイラン、ハラン、カーネーション、キク コメント まっすぐなニューサイランを生かしてのびのびと生けました。高校での新しい生活に1日も早くなれて自分がのびていきたいとの願いをこめた作品です。 -
千葉学園高等学校3年生畠山 珠嘉 さん
テーマ 私の架け橋 種別 自由花 花材 カーネション、オンシジウム、ワレモコウ、レザーファン、かすみ草、リンドウ、ゴット、玉シダ、アシビ、赤柳 コメント これからの私の未来と夢をイメージしました。礼法の授業で女性のたしなみについて学び、将来はいろんな場面で生かそうと思い、その思いを花材それぞれの特性をワイングラス5個に生けて個性を表現しました。また、ワイングラス5個を赤柳で空間を満たした輪になるようにつなげ、授業で学んだことは将来につながり、架け橋になると思います。 -
秋田市立秋田商業高等学校3年生千葉 麻央 さん
テーマ 夢への道を 種別 自由花 花材 カーネーション、ブルースター、ヒューケラ、ユーカリ、パニカム コメント 高校3年生は、人生の大きな別れ道をせまられる年だと私は考えています。自分が夢描く将来像に近づくために2本のカーネーションの花言葉のように何事にも「誠実」に取り組み、向き合うこと。そして、自らが選択した将来の道を曲がったり、止まったりしながらも突き進むこと。これからの未来がより良い日に、充実した日々になりますようにと願いを込めて生けました。 -
石川県立小松高等学校1年生田中 咲 さん
テーマ 美女と野獣 種別 自由花 花材 ニシキギ、アンスリウム、クロトン、小菊 コメント 素朴なニシキギを後方に挿すことで前方に空間を作りました。 また、その中央に映える赤色のアンスリウムを入れ、明るい印象を受け取ってもらえるようにしました。そして、小菊とクロトンの白色、緑色が入り爽やかな印象を受け取られると思います。1つの作品で素朴な空間の中から明るく、爽やかな印象が感じられる楽しい自由花を作りました。 -
文化学園長野高等学校3年生勝山 響 さん
テーマ 大切な仲間〜かけがえのない宝物〜 種別 自由花 花材 カーネーション、デルフィニウム、スチールグラス、かすみ草、ゴット コメント 私にとってのかけがえのない宝物は高校生活です。出会えた大切な仲間と「切磋琢磨」し、それぞれの目標に向かって成長していきたい!という思いを作品に込めました。カーネーションで仲間を、かすみ草で星を表現しました。沢山の星が輝いている中、学校終わりに仲間と楽しく夢を語りながら歩いている情景が目に浮かびました。
中学校の部(2名)
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根室市立柏陵中学校2年生松橋 深青 さん
テーマ 率直 種別 自由花 花材 ひまわり、のいばら、パニカム、紅葉した葉 コメント 夏から秋に変わりゆく季節の瞬間をイメージしてひまわりのまわりに流れる風をパニカムを使って表現しました。 -
倉敷市立南中学校1年生井上 華那 さん
テーマ 手作り花器を使って 種別 自由花 花材 シペラス、ミニバラ、小菊、パームボード コメント パームボードを4枚大小使いカベの面に掛ける器を作りました。
小学校の部(2名)
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岩沼市立玉浦小学校6年生黒木 菜々海 さん
テーマ 6年間ありがとう 種別 自由花 花材 ガーベラ、ブルースター、サクラコマチ、スチールグラス、ポトス、バラ、マム コメント 6年間一緒に笑い合ったりケンカをしたり勉強を共にしたお友達へ感謝の気持ちを込めて制作しました。カラフルな色合いは沢山お話をした思い出を表現しています。 -
庄原市立東城小学校6年生本郷 結夢 さん
テーマ 希望 種別 自由花 花材 ウメモドキ、ジャイアントポトス、ソリダコ、バラ、スプレーカーネーション コメント みんなの笑顔の花が咲き、気分が右肩上がりになれたらいいなと思ってつくりました。
団体賞
上位3校を選考しました。
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日本教育新聞社賞
大阪成蹊女子高等学校 -
月刊誌「華道」賞
山脇学園中学校 -
月刊誌「ざ・いけのぼう」賞
金蘭会高等学校
総評
第26回学校華道インターネット花展は、1,109校・5,392作品の応募をいただきました。学校内での授業や部活動のみならず、伝統文化親子教室や個人教室で池坊いけばなに取り組んでいただき、感謝申し上げます。
全応募作品の中からノミネート作品を選び、「いけばな池坊最優秀賞」、「文部科学大臣賞」をはじめとする各賞を決定いたしました。受賞された皆さん、おめでとうございます。 また惜しくも受賞を逃されたノミネート作品は、2月1日より公開しています「第26回 応募校一覧」からご覧いただけます。
審査会は、京都府文化生活部 文化芸術課 参事・玉木千絵氏、京都府教育庁 指導部 高校教育課 指導第2係 指導主事・中野滋晋氏、京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 事業推進担当課長・牧澤憲氏、京都市教育委員会 指導部 学校指導課 指導主事・田中佑明氏、読売新聞京都総局長・村尾卓志氏、毎日新聞社 京都支局長・野上哲氏、産経新聞社 京都総局長・梶原紀尚氏、北海道新聞社 大阪支社長・笠井孝一氏、河北新報社 大阪支社長・牛田朝久氏、中日新聞社 大阪支社長・海蔵浩展氏、北國新聞社 事業局 事業長・大田こころ氏、京都新聞COM 事業推進局長・石徳和彦氏、中国新聞社 大阪支社長・北田圭一氏、西日本新聞社 大阪支社 メディアビジネス部 部次長・添田弘幸氏、日本教育新聞社 関西支社 グループ長・大寺芳典氏、審査委員長である華道家元池坊 池坊専好次期家元、副審査委員長・池坊中央研修学院 准教授・土屋郁剛氏、池坊雅史事務総長のご出席のもと、行われました。
池坊専好次期家元は、「入賞した作品はどれも非常に大らかで、色使いも鮮やかで、写真でも映える作品が入っているという印象を持ちました。また、作品としての完成度だけではなく、挑戦された方が今この時をどのように捉えているか、彼ら彼女たちの思いや感性といったものが非常に反映されており、それも評価が決まった大きなポイントではないかと思います。」と総評を述べました。
華道家元池坊では、当事業をはじめ、「Ikenobo花の甲子園」など様々な教育の場での事業に取り組んでいます。 各事業がさらに充実するよう努めてまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。次回も皆さんからの学生らしさ溢れる、素敵な作品のご応募をお待ちしております。 (事務局)