イベントレポート
2024.01.11

台日親善池坊展「不設限之美(とらわれのない美)」を開催しました

台日親善池坊展を12月20日から25日、台北市の新光三越で開催しました。コロナ禍により5年ぶりの開催となった今回、台湾内外から多数の方が参加し、期間中に延べ585瓶の作品を展示しました。

本展には、華道家元四十五世 池坊専永家元、池坊専好次期家元、池坊専宗青年部代表はじめ、池坊中央研修学院の佐々木康人教授、古川浩孝准教授、古川幸司講師、また、台湾12支部、香港支部、ベトナム中央スタディグループの会員の方々が参加されました。また、本展の特派員として、前期に山本順子氏(三河華楽支部)、藤木香奈氏(湖翠会支部)、江木淳人氏(吉備支部)、後期に戸祭瑞香子氏(つくばね花扇会支所)、久保田舞春氏(川崎義方会グループ)が派遣されました。

20日の開幕式には、家元、次期家元、青年部代表、また、日本台湾交流協会台北事務所片山和之代表はじめ来賓の方々よるごあいさつがあり、テープカットにより開場しました。その後、来賓、池坊家および教授陣による巡視が行われ、出瓶者を一人ひとり激励されました。

家元作品には「微笑果」(コウトウサンユウカ)、次期家元作品、青年部代表作品(3次展)には「扁軸木」(パーキンソニアアクレアータ)が使われるなど、台湾ならではの花材を使ったいけばなが展示されました。またこの季節らしい松や梅、水仙のほか、ランやサボテン、台湾で縁起が良いとされるネコヤナギ、竹が使われた作品など、台湾で広がり楽しまれている池坊のいけばな文化が感じられる展示となりました。

期間中に行われた古川講師と特派員によるいけばなデモンストレーションは、毎回、立ち見の方も多数いらっしゃるなど好評を博しました。また、特派員による会場ガイドツアー、いけばな体験も毎日開催され、満席になるなど多くの方にご参加いただきました。

全日、非常に多くの方にご来場いただき、大盛況となりました。ご来場いただきました皆さま、関係者の皆さま、誠にありがとうございました。

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