イベントレポート
2023.11.02

「教育者北斎シンポジウム2023 in Kyoto」でいけばな展示

「国際北斎学会」を主宰する一般社団法人日本美術アカデミーが10月27日、京都市左京区の在京都フランス総領事館(関西日仏会館)で「教育者北斎シンポジウム2023 in Kyoto」を開催され、華道家元池坊がいけばなの展示協力をしました。

今回のシンポジウムは、葛飾北斎が持つ教育者としての側面にスポットを当て、絵に残されたメッセージを次世代へどのように引き継いでいくかを考えるイベントで、基調講演やパネルディスカッションが行われました。また、会場には冨嶽三十六景「 神奈川沖浪裏」などの他、未発表の作品である肉筆画2点「 小茄子に野苺図」「葵にきりぎりす図」が展示されました。

いけばなは池坊中央研修学院の高林佑丞研究員が担当し、北斎の時代にもあった在来種の草木だけで構成した立て花と、フランスを象徴するユリや日本を象徴する松・菊をメインに、秋を感じさせるウメモドキなどを用いた立花新風体の作品を展示しました。

この記事のシェアをぜひお願いします。