イベントレポート
2023.01.05

令和5年 華道家元池坊 初生け式を執り行いました

令和5年1月5日、華道家元池坊で初生け式を執り行いました。
今年は全国および海外から約700名の門弟が参加され、家元道場、池坊ビルで初生けを行いました。

午前8時30分から始まった初生けでは、振袖や羽織袴姿の若手の門弟は、はじめに六角堂に参拝し、華道の上達を祈願しました。

家元道場で行われた初生けでは、参加者は池坊専好次期家元から「下の方の葉を取ってすっきりと」や「奥の方にも枝を入れて」などのアドバイスを受けながら、緊張した面持ちで花をいけました。最年少の5歳で参加した高橋未来さん(大阪中央橘会支部)は千両やチューリップのほか、好きな花だというスイートピーを使った作品にチャレンジしました。

次期家元は、赤柳、コチョウラン、へレコニア、ウラジロなどを使った立花新風体をいけました。初生け後、次期家元と若手門弟は今年一年の精進を誓い合い、初生け式は終了しました。

家元道場2階、池坊ビルでは、池坊専永家元、次期家元、池坊美佳青年部代表、池坊雅史事務総長による巡視が行われ、新春に集まった門弟と新年のあいさつが交わされました。

家元 初生け作品

花題 前進
花形 生花新風体
コメント 今年は新春の気分で松と梅の二種を用いていけました。梅のずばえのように鋭く真っすぐ、いつも前進という気持ちでいきたいと思います。

次期家元 初生け作品

花題 つながる
花形 立花新風体
コメント ここ数年のコロナ禍や戦争により分断された日常や私たちが再びつながり、和やかな景色がひろがることを願い、いけぞめとしました。

この記事のシェアをぜひお願いします。