イベントレポート
2022.10.06

いけばなの根源池坊展を岩田屋本店で開催しました

華道家元池坊では9月28日から10月3日まで、福岡市の岩田屋本店でいけばなの根源池坊展(福岡花展)を開催しました。本展は、2021年度旧七夕会池坊全国華道展からスタートしたテーマ「聖徳太子千四百年大遠忌記念『和と美』」の最後を飾る展覧会で、会期中、九州で活躍する華道家や池坊のいけばなを学ぶ会員による約300作を展示しました。

会場には、松、ヒガンバナ、ハマサカキゴールド、タマシダなどを使った池坊専永家元の立花新風体の大作や、アレカヤシ、オドント、ビッテリナ、ハイビスカスなどを使った池坊専好次期家元の自由花の大作が展示されました。

また、聖徳太子コーナーには太子の逸話にまつわる松を用いた作品や聖徳太子の肖像が描かれた軸と三具足の展示など、また、いけばな植物園コーナーでは5つのテーマ(バラ科・蘭・観葉植物・実る植物・彩づく植物)ごとにそれぞれの植物の特性を生かした作品が展示されました。

初日の開会式には、家元、また、来賓の福岡市経済観光文化局、株式会社岩田屋三越の方々よりご挨拶いただき、テープカットにより開会しました。
一次展は、家元、次期家元による巡視が行われ、二次展には池坊雅史事務総長、三次展には池坊美佳青年部代表による巡視が行われました。

会場は、赤や黄色に色づく葉や、菊、キキョウ、コスモス、ケイトウなど秋の草花の彩りが美しい作品が並び、じっくりと鑑賞される方や気に入った作品をスマートフォンで写真に収める方など、様々に秋のいけばな展をお楽しみいただきました。

ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

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