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2022.09.26

一乗谷朝倉氏遺跡博物館に立て花を復元

戦国城下町の全体像や歴史的価値を学べる福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館が、10月1日オープンします。

見どころの1つ、5代当主の朝倉義景が永年11年(1568)に足利義昭を迎えた空間の原寸再現(朝倉館原寸再現室)に、池坊が協力しました。義景が治めた時代の越前国には、池坊のいけばなが伝わっていたことが知られ、今回、再現室の押板飾りに三つ具足の立て花を復元しました。

担当したのは池坊中央研修学院の西田永教授で、花材には日本和紙クラフト協会が制作した越前和紙の精巧な造花を使用。ゴヨウマツを真に、義昭を招いた時季にちなみハナショウブ、シランなど初夏の花で作られました。

西田教授は「1枚1枚の葉を作っていただいたことを思うと、本当に命の重みを感じます。当時の文化を多くの方に見ていただきたい」と話しました。

一乗谷朝倉氏遺跡博物館の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。

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