家元・次期家元
2022.06.15
次期家元 池坊専好 『花と名曲』いのち奏でるコンサート2022に出演 築地本願寺
『花と名曲』いのち奏でるコンサート2022 5周年・特別企画「国際女性Day ミモザに想いを寄せて」が5月29日、東京の築地本願寺・蓮華殿で開催され、池坊専好次期家元がいけばなパフォーマンスを行いました。
次期家元は初めに、東京*Hanaソロイスツの演奏するJ. S. バッハの『アリオーソ』に合わせ、祈りの花として立て花をいけました。松、ササユリ、リアトリス、センジュガンピ、ギボウシなどを用いていけられた作品は、蓮華殿の仏前に供えられました。
続いて、J. S. バッハの『ブランデンブルグ協奏曲5番』に合わせて、青色の水が入ったガラスの花器に大枝のナツハゼやヒマワリ、カスミソウをいけ、夏を感じさせる大作の自由花を披露しました。作品は戦禍にあるウクライナの国旗をイメージしたもので、次期家元はパフォーマンス後にウクライナにも池坊の門弟がいることなどを紹介し、来場者にいのちについての一考を促されました。
その後、ピアソラの『リベルタンゴ』などが演奏され、コンサートでは全6曲が演奏されました。会場には100名を超える来場があり、文化や芸術を通じて多様性やいのちの尊厳について考える時間を過ごされました。
なお、収益金はいのちの電話と京都市と姉妹都市のキーウへ寄付されます。