家元・次期家元
2022.05.02

次期家元 池坊専好 オランダ アルメーレ国際園芸博覧会 日本国展示館でいけばな展示を行いました

「2022年アルメーレ国際園芸博覧会」の日本国政府出展において、次期家元 池坊専好のいけばなが展示されました。
博覧会はオランダ王国アルメーレ市で4月14日から10月9日まで、『成長する緑の都市』をメインテーマに約40ヵ国が参加して開催されています。

日本国の出展テーマは、『里山の農家の庭』。自然と調和した日本の伝統的な循環型のライフスタイルである「里山」の風景と日本の花き・花き文化を日本国展示館・日本庭園で一体的に展示しています。

次期家元は日本展示館の2カ所に作品をいけられ、会場中央のメイン展示スタンドには、シダレヤナギ、梨の苔木、松、アオキなどを用いて立花新風体を立調。花器は日本の伝統工芸の寄木細工の模様が入ったFRP製花器を使用し、伝統的なものと現代的なものが融合する世界を表現されました。

また、和室の設えのいけばなスタンドにアルミ製の角柱花器を用いて、エクメア、ネコヤナギ、アブライトなどを使った自由花を展示されました。
なお、作品の制作にあたっては池坊オランダ支部にご協力いただきました。

4月14日の日本国展示館の開会式には、次期家元、在オランダ日本国大使、アルメーレ市長等が参加され、来賓の方々は次期家元の作品を鑑賞したあと、佐藤明氏(池坊東京千祥会支部)による桜の一種生の礼式生をご覧になりました。

同館のメインスタンドの作品は4月14日から2週間、いけばなスタンドの作品は2カ月間展示されています。また、佐藤氏によるいけばなのデモンストレーションやワークショップが10月中旬まで行われます。

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