家元・次期家元
2021.11.10
家元 池坊専永が聖徳太子千四百年大遠忌開白法要で立花を供えました
令和3年11月10日(水)、紫雲山頂法寺(六角堂)で行われました聖徳太子千四百年大遠忌開白法要において華道家元四十五世 池坊専永が本尊如意輪観世音菩薩に立花を供えました。
華道家元四十五世 池坊専永 コメント
聖徳太子の御遠忌には、歴代の家元が太子ゆかりの松をいけ、供えています。その時代の家元がその時代の花を手向けたように、今の時代の花形である立花新風体をいけました。
次の時代には、また新しい花が手向けられることでしょう。
聖徳太子千四百年大遠忌に際し、池坊のいけばなが今後も脈々と受け継がれ、発展していくことを祈念します。
聖徳太子千二百回供養花
聖徳太子千二百回遠忌の際、四十世 池坊専定が松、桃、菊、カキツバタ、木蓮などを使った立花を供えました。松と桃が配されていることから「聖徳太子絵伝」(3歳の場面)の逸話を想起させるいけばなとなっています。
聖徳太子千三百年祭献華会立調
聖徳太子千三百年祭の際、四十二世 池坊専正が松、菊、水仙、ススキなどを使って立花をいけました。常緑の松に対して季節を先駆ける水仙と季節の名残りのススキが配され、時間の流れを感じさせるいけばなです。