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2021.08.04

2021祇園祭に各所でいけばな作品が展示されました

日本の三大祭の一つで、豪華な美術品で飾られた山鉾が並び、京の夏の風物詩として知られる祇園祭。毎年7月1日から1ヶ月間にわたって行われます。
池坊では、山鉾が建つ前祭、後祭にあわせて、各所でいけばな作品を展示しました。

◇祇園祭 南観音山のご本尊にいけばなを奉納

祇園祭の山鉾のひとつ、南観音山のご本尊・楊柳観音像(ようりゅうかんのんぞう)にいけばなを奉納しました。
いけばな奉納は毎年池坊で行っているもので、昨年に続き本年も新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため山鉾巡行などの行事は中止になりましたが、例年通りご本尊に立花を、ご本尊脇の善財童子に仏花を奉納いたしました。いけばなは、前祭(7月15日(木)~7月17日(土))、後祭(7月21日(水)~7月23日(金・祝))期間中、展示されました。

奉納されたいけばな

南観音山

◇京の花物語 檜扇(ひおうぎ)展示会

古くから退魔の力があると考えられてきた檜扇(ひおうぎ)。京都府北部の宮津市で栽培され、祇園祭の期間に飾られてきました。
檜扇展示会では、京都いけばな協会に所属する流派が檜扇と祇園祭をテーマにしたいけばな作品を展示しました。池坊からは(一財)池坊華道会理事の中路喜久子氏(京都支部)が7月16日(金)から7月18日(日)まで祇園祭ぎゃらりぃに作品を展示しました。

中路理事の作品

◇文化庁 地域文化創生本部で檜扇(ひおうぎ)のいけばな作品展示

祇園祭にちなみ、文化庁 地域文化創生本部の玄関に、池坊京都支部の正村曉子氏が7月12日(月)から7月21日(水)まで檜扇(ひおうぎ)のいけばな作品1点を展示しました。

正村氏の作品

◇池坊短期大学 花きらきら

7月13、14日の両日、池坊短期大学で祇園祭協賛「花きらきら」が開催されました。このイベントは、祇園祭に合わせて例年開催されるもので、授業でいけばなを学ぶ学生たちの作品発表の場となっています。
今回は2年ぶりとなり、あいにく一般の来場者の入場はなしでの開催となりましたが、学生たちがいち早いコロナ禍の終息を願っていけた作品で会場は華やぎました。

学生による展示

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