家元・次期家元
2021.04.25
次期家元 池坊専好がコラボレーション作品を展示「NAKED FLOWERS 2021−桜−世界遺産・⼆条城」
花の体感型アート展「NAKED FLOWERS 2021−桜−世界遺産・⼆条城」が3月19日から4月11日まで開催され、次期家元 池坊専好がアーティストでNAKED代表の村松亮太郎氏とコラボレーションした作品が、城内の台所前に展示されました。
作品は平和への祈りがネットワークを介して世界の都市へと繋がる「Breath/Bless Project(ブレスブレスプロジェクト)」の一環で、次期家元はオブジェ「Dandelion(ダンデライオン)」をスイートーピーやオンシジウムなどを用いて制作しました。
来場者が「Dandelion」にスマートフォンをかざすと、ネットワークで繋がった東京タワー(東京都港区)の会場に桜の映像が広がり、またその様子が作品内のモニターに映し出されました。
作品について次期家元は、「植物は春になれば芽吹き、花を咲かせ、散り、土に還る。そしてまた春を迎える。閉塞感を感じる中で、草木の持つ力強さに希望を感じ作品に表現した」「他者を思う気持ちがネットワークで繋がるという、人がまさに繋がりながら生きているということをアートとして表現できればと」コメントしました。
会場には他に、重要文化財の唐門や内堀に投影されたプロジェクションマッピング、桜を楽しむライトアップ、コロナ対策と映像を組み合わせた「花つくばい」「ディスタンス提灯」など、参加型のプログラムが多数用意され、来場者は映像をスマートフォンで撮影するなど夜の二条城とアート作品を堪能していました。