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2025.01.29
「華道」が無形文化財に登録されました
2024年12月16日、伝統的な様式に応じて季節の草木や花、花器を選び、花鋏等の花道具を用い、伝統的な技法等によりいけるものとして、「華道」が国の無形文化財に登録されました。
日本の文化財は文化財保護法で守られており、有形文化財と無形文化財、指定文化財と登録文化財の4つのカテゴリに分けられます。このうち登録無形文化財は2021年に新しく創設されました。その理由の1つは、これまで多くの人が嗜んできた生活文化の保護が、社会情勢の変化の中で必要となってきたことです。また、登録無形文化財はユネスコの無形文化遺産登録を視野に入れており、今後「華道」の登録も期待されています。
華道家元池坊では無形文化財登録を祝し、1月5日から13日まで華道発祥の地である紫雲山頂法寺(六角堂)に、池坊に伝わる伝統的ないけばなの花形である「立花(りっか)」を展示しました。制作は土屋郁剛准教授が担当。松や梅、千両、水仙などを用いたいけばなは、初生けの参加者をはじめ六角堂を訪れた多くの参拝者の目を楽しませました。