イベントレポート
2019.04.10
第75回伊勢神宮献華祭を執り行いました
2019年4月4日、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮において、第75回伊勢神宮献華祭を執り行いました。
『伊勢神宮献華祭』は、中部三県を主として、全国の中から選ばれた会員により、神前にいけばなを奉納する毎年恒例の献華儀式で、今回で75回目を数えます。池坊としては、平成最後の献華式であり、当日は池坊を代表して華道家元池坊 事務総長 池坊雅史が出席しました。
神前に花をいける「神前奉仕者」は、池坊の最高教育機関・池坊中央研修学院の筆頭教授である柴田英雄特命教授が務めました。
爽やかに晴れた献華祭当日は、午前9時20分に宇治橋から献華を行う参集殿まで、池坊華道会相談役・田中道彦氏(東海支部)を先導に献華奉仕者一行が行列で進む参進の儀を行い、 続いて9時45分から参集殿能舞台において白の桃が柴田英雄特命教授により生けられました。続いて、生けた花を手に境内を参進し、神楽殿に奉納いたしました。正午からは、直会の儀を参集殿2階で催し、参加者が饗膳をいただきました。
今回の伊勢神宮献華祭には、各地から約400名の大勢の会員が参拝に来られました。
また、献華を行った参集殿1階の休憩所内では、4月3日から4日まで、中部三県の会員により、22瓶の奉賛いけばな池坊展が行われ、大勢の参拝者にご覧いただきました。
宇治橋より 参進の儀
柴田英雄特命教授による桃の献華
神楽殿にて いけばなを奉納
総勢22名による 奉賛いけばな池坊展