イベントレポート
2024.09.04

2024年度 夏季研修講座<京都>を開講しました

8月22日(木)から27日(火)まで、華道家元池坊において夏季研修講座を開講しました。2日ごとの3日程で全24講座、のべ709名が受講されました。夏季ならではの蓮や燕子花を使った池中体砂物や魚道生、基礎固めの講座のほか、通常の稽古では機会の少ない生花新風体の一種生と二種生など多彩な講座が開講されました。

受講者の声

「中作レリーフ」
これまでレリーフをする機会があまりなかったので、2日間でしっかり学ぶことができ、大変勉強になりました。

「立花正風体の変遷について/実技:現代的な立花正風体」
中研の教養科Bに在籍しており、もっと立花を勉強したいと思い受講しました。特別科の方々や先輩方と同じクラスに参加でき、普段の授業とはまた違った刺激を受けられ、授業を先取りしているようでとても勉強になりました。

「生花新風体の一種生と二種生を学ぶ<講師デモあり>」
一種生、二種生の新風体があることを講座のタイトルで初めて知り、興味を持って受講しました。花をいける上での目線やポイントを教えていただき、日々のお稽古にも活かせるような新たな学びを得ることができました。講師のデモンストレーションを見られて、参考になり良かったです。

「自由花の『い・ろ・は』~初心者から上級者まで~」
秋に花展を控えており、実践練習となれば良いなという思いで受講しました。2日間ということであまり気負わずに受講できましたし、短期間でも他の受講生の作品を多数拝見できて非常に充実していました。

「『基本のき』を学ぶ(立花正風体)<講師デモあり>」
立花を習い始めたばかりですが、分かりやすく1つずつ説明してくださり、細かく段階を踏んでステップアップしているようで楽しかったです。花展で立花を鑑賞する時の理解が深まりました。

「チャレンジ砂物」
その時期に京都でしか出会えない花を扱えることが、夏季講座の魅力だと思います。季節ならではの花を楽しみに来ている周りの方と一緒に受講でき、通年の授業とはまた違った経験になりました。

「<おしゃれいけばな>夏・秋草でいける和モダン自由花」
今まで自分の中に型のようなものがあり、自由花でもあまり自由なイメージがありませんでしたが、花材を白黒コピーして敷くなど、習ったことがない内容で自由度が高く、固定概念が覆りました。来年から社会人になるので、機会があれば中研土日コースの受講を検討したいと思います。

「『蓮一色』と『燕子花と河骨の魚道生』」
過去に夏季・冬季講座を東京で受講してきましたが、魅力的な内容だったので挑戦したいと思い、今回初めて京都で受講しました。蓮をいけたことがなく難しかったですが、とても楽しかったです。

「太めのシャレ木でいける新風体の砂物」
シャレ木の勉強が不足していると思っていたので受講しました。たくさんの受講生がいる中、それぞれの枝の使い方や自分では思いつかない発想でいけられているのを見て学びが多く、刺激がありました。

池坊冬季研修講座は【京都】2024年12月12日(木)~17日(火)、【東京】2025年1月11日(土)~16日(木)に開講します。詳細は9月末に本WEBサイトに掲載します。

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