花展・イベント

令和6年度 旧七夕会池坊全国華道展「花 いのち みらい」

華道家元池坊では、江戸時代から続く最大最古のいけばな展「旧七夕会池坊全国華道展」を開催します。

本年は、「花 いのち みらい」をテーマに、華道家元四十五世 池坊専永家元、池坊専好次期家元、池坊専宗青年部代表をはじめ全国の華道家が集い、期間中、延べ約900作を、池坊会場と大丸京都店会場の2会場で展示します。

大阪・関西万博2025で「いのち輝く未来社会」が謳われる今こそ、池坊いけばなの根底にある生成発展する“いのち”の美しさと向き合い、“みらい”への希望を花に託して一瓶に表現します。
あらゆる情報で溢れた現代において、真の心の豊かさを知る一助となることを願い、本展を開催いたします。

旧七夕会とは
平安時代以降、宮廷では七夕の日に様々な行事が催され、その一つとして花が立てられていました。江戸時代初期には、後水尾天皇がたびたび宮中で大立花会を開催し、当時の家元の三十二世池坊専好(二代)が召され、立花の指導をしていました。その後、後水尾天皇から特別に許しを得て、池坊で七夕立花会を催すことになり、江戸時代、京洛の有名な年中行事になりました。池坊では最大最古の花展として、現代もその伝統を受け継いでいます。

【見どころ】

◆池坊会場

家元道場
家元、次期家元、池坊美佳審議役、青年部代表の作品のほか、池坊中央研修学院教授および家元華﨟職の作品を展示します。池坊が誇る珠玉のいけばなが一堂に会します。

華道家元池坊(8~4階)
池坊中央研修学院特命教授・教授が担当する学術研究室と総合特別科の選抜者、全国の華道家の作品を展示します。
前期(15日・16日)では、この日のために修練を重ねた華道家たちが、持てる技術のすべてを出し、競う【支部選出コンクール】の作品を展示します。

◆大丸会場(大丸ミュージアム〈京都〉)

いのち輝く池坊のいけばな
我々は植物の“いのち”に対し、どのように向き合ってきたか?
池坊の命の哲学を表す言葉をキーワードに、池坊中央研修学院 教授陣による立花・生花・自由花を展示します。

【同時開催・関連企画】

Ikenobo花の甲子園2024 全国大会
高校生たちの青春いけばな!全国12地区&リモート地区大会を勝ち抜いた代表チームが、いけばな発祥の地・池坊に集い、優勝を目指します。11月17日(日)華道家元池坊2階ホールで開催します。

日本華道社 特別セール・キャンペーンを開催
華道家元池坊8階日本華道社では、本展の期間中、教授陣による作品展示・新刊本の発売など、“旧七夕会”だけの特別企画・セールを開催します。

特別展示「友馨 立花の世界-第1章 薄端立花瓶に立つ-」
華道家元池坊3階いけばな資料館では、3年に亘り池坊中央研修学院 三浦友馨 特命教授が所蔵する江戸期の立花瓶を展示。第一弾となる本年は「薄端」をテーマに花器と作品を披露します。

令和6年度 旧七夕会池坊全国華道展「花 いのち みらい」

◆池坊会場 ◆大丸会場(大丸ミュージアム〈京都〉)
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