イベントレポート
2023.10.11

第46回華道家元池坊東北六県連合花展が開催されました

盛岡市の岩手県民会館で9月30日から10月1日まで、「明日への希望を花にこめて」をテーマに第46回華道家元池坊東北六県連合花展が開催されました。期間中、池坊専好次期家元はじめ東北地方で活躍する華道家や(一財)池坊華道会会員の作品が約280瓶展示されました。

初日には開会式が行われ、来賓として岩手県の逹増拓也知事、盛岡市の内舘茂市長、また、次期家元、池坊雅史事務総長、村井順子大会長(岩手支部長・池坊華道会評議員)が出席し、テープカットが行われました。開会式後には次期家元と事務総長による巡視が行われ、出瓶者に1人ずつ声を掛けられました。

会場には白樺など東北の秋を感じる作品、ススキ、ワレモコウなどを使ったこの季節らしいもの、アレカヤシやコチョウランを大胆に配した作品など作者の情感あふれる力作が並びました。

次期家元の花席には「自宅の庭にあった松の幹を用いたいけばなです これまでの私たちを見守り、共に歳月を重ねたことに感謝をこめて」のメッセージと共に、松、ツルウメモドキ、ケムリソウを用いた自由花、自由花の前に竹シャガ、グロリオサ、ホトドキスを使った生花が展示されました。池坊中央研修学院からは村上謙治准教授、佐藤嘉忠講師、島津範好講師が参加し、花展を盛り上げました。

コンクールは、後進育成として参加者を(一財)池坊華道会の一般会員に限定して実施され、華道家元賞には 遠藤友子氏(郡山支部)の作品が選ばれました。期間中は岩手県を中心に東北各地から多数ご来場されていました。

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