花展・イベント

令和5年度 旧七夕会池坊全国華道展「華の軌跡」

本ページは2023年の開催情報です。

華道家元池坊では、江戸時代から続く最大最古のいけばな展「旧七夕会池坊全国華道展」を開催します。

本年は、「華の軌跡」をテーマに、華道家元四十五世 池坊専永家元、池坊専好次期家元、池坊専宗青年部代表をはじめ全国の華道家が集い、期間中、延べ約900作を、池坊会場と大丸京都店会場の2会場で展示します。

古より受け継がれてきたいけばな。
未来へ繋ぐ橋渡しとして、今に生きる我々が本展を開催します。

旧七夕会とは
平安時代以降、宮廷では七夕の日に様々な行事が催され、その一つとして花が立てられていました。江戸時代初期には、後水尾天皇がたびたび宮中で大立花会を開催し、当時の家元の三十二世池坊専好(二代)が召され、立花の指導をしていました。その後、後水尾天皇から特別に許しを得て、池坊で七夕立花会を催すことになり、江戸時代、京洛の有名な年中行事になりました。池坊では最大最古の花展として、現代もその伝統を受け継いでいます。

【見どころ】

◆池坊会場

家元道場
家元、次期家元、池坊美佳審議役、池坊専宗青年部代表の作品のほか、池坊中央研修学院教授および家元華﨟職の作品を展示します。池坊が誇る珠玉のいけばなが一堂に会します。

華道家元池坊(8~4階)
池坊中央研修学院特命教授、教授が担当する学術研究室と総合特別科の選抜者、全国の華道家の作品を展示します。
前期(10日・11日)では、この日のために修練を重ねた華道家たちが、持てる技術のすべてを出し、競う【支部選出コンクール】の作品を展示します。

◆大丸京都店会場

立花の競演
池坊の歴史そのものと言える“立花”。
その現在の到達点を、家元・次期家元・青年部代表の池坊家三代、及び池坊中央研修学院 教授陣による競演で披露します。

【同時開催・関連企画】

Ikenobo花の甲子園2023 全国大会
11月12日(日)華道家元池坊2階ホールで開催します。

いけばな資料館
本館3階のいけばな資料館では、特集展示として『立花図并砂物』の刊行350年を記念した展示、東大寺大仏に巨大立花を献じた藤掛似水に関する展示を行います。また、下記日程で展示解説を行います。
10日(金)15:30~ 解説:展示全般 池坊中央研究所 細川武稔主任研究員
11日(土)11:30~ 解説:展示全般 池坊中央研究所 細川武稔主任研究員
11日(土)15:30~ 解説:特集展示 池坊短期大学 松本公一教授
12日(日)11:30~ 解説:特集展示 池坊短期大学 松本公一教授
12日(日)15:30~ 解説:展示全般 池坊中央研究所 細川武稔主任研究員
13日(月)11:30~ 解説:展示全般 池坊中央研究所 細川武稔主任研究員
※各回約20~30分

日本華道社 特別セール・キャンペーン・新刊本発売記念「立て花」特設コーナー
華道家元池坊8階日本華道社では、本展の期間中、特別セール・キャンペーンを開催します。数多くの花器の販売に加え、新作花器や新刊本も発売します。
また、10~13日には新刊本『開けてみよう!立て花のトビラ』の発売を記念して、特命教授・教授による「立て花」11作が8階特設コーナーに展示されます。

令和5年度 旧七夕会池坊全国華道展「華の軌跡」

◆池坊会場 ◆大丸京都店会場
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