家元・次期家元
2022.07.27

次期家元 池坊専好 が親子いけばなワークショップを行いました

7月16日、KYOTO Sustainable Network主催の伝統文化体験イベントが佐々木酒造(京都市上京区)で開催され、次期家元はいけばなワークショップを行いました。

イベントは「祇園祭と夏〜自然を感じる、豊かな暮らしを体験~」をテーマに、親子を対象としたいけばなワークショップや甘酒作り、絵はがき作りが行われたほか、蔵内ではいけばな作品や友禅の着物、漆器の展示、フルートのミニコンサートが行われました。また、酒づくりを見学する酒蔵見学も行われました。

次期家元は佐々木酒造とのコラボ作品を酒蔵内に展示し、5つの酒樽の上に松やケイトウ、祇園祭の花であるヒオウギなどを使った立花と、酒瓶を花器にスモークツリー、フトイ、サンダーソニアを使った自由花をいけました。

11時のオープニングには、大丸京都店のシンボルキャラクター・デッチ―くんも登場し、KYOTO Sustainable Networkの代表である次期家元、メンバーの佐々木酒造・佐々木晃氏、漆芸家・三木表悦氏、フルート奏者・津田佐代子氏、手描き京友禅・羽田登喜氏が挨拶されました。次期家元は「伝統文化の後継者である私たちが持続可能な社会の実現に向けてできることはないかと考え、今回このような形で実現しました。若い世代にいろんなことを体験してもらい、生活の中に文化があることの楽しさを感じてもらいたい」と話しました。

いけばなワークショップは午前と午後の2回行われ、小学生を中心に合計で約30組の親子が参加されました。子どもたちは、「花同士が窮屈にならないように、ゆったりと」や「花をよく見て、一番きれいに見える向きを探して」など、次期家元からいけ方の説明を受けた後、いけばなにチャレンジしました。

ワークショップでは昔から暮らしに使われてきた竹を器に、ヒマワリ、ルリタマアザミ、ナルコユリを使って、思い思いに個性あふれる作品を完成させました。出来上がった作品は酒蔵に展示し、来場者の目を楽しませました。参加した子どもたちからは「(うまく挿せず)難しかった」や「楽しかったので、またやりたい」といった感想が聞かれました。

本イベントは、7月18日に啓明商事(京都市下京区)、7月23日に山ばな平八茶屋(京都市左京区)でも、それぞれ異なる内容で開催されました。詳しくは下記リンクをご覧ください。

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