イベントレポート
2021.06.06
6月6日「いけばなの日」に子どもたちがいけばな大作を制作
華道家元池坊では、6月6日の「いけばなの日」にちなみ、六角堂境内に子どもたちが制作したいけばなの大作を展示しました。
いけばなの日は、公益財団法人日本いけばな芸術協会が、古来、芸道の上達を祈念し、稽古始めは6歳6月6日が良いとされた故実にちなみ、令和2年に制定した華道の記念日です。
今回は京都市などに住む6~12歳の子どもたち16名が参加し、池坊中央研修学院講師の土屋郁剛氏の指導のもと大作にチャレンジしました。
子どもたちは初めに、池坊会館2階ホールで作品を制作。土屋氏から「ガーベラは好きな向きや美しく見える角度などを考えていけましょう」や「オクロレウカは斜めに切ると挿しやすいですよ」といったアドバイスを受けながら、自分で選んだガーベラ3本とオクロレウカをいけました。
作品は、絵や上達祈願などを書いた色画用紙と一緒にクリアファイルの入れものに入れて、一旦完成。その後、作品を持って境内に移動し、本堂の拝殿に用意された縦横2メートルの木枠の中の糸に作品をくくり付け、カスミ草を入れて大作にしました。
6歳で参加した林陽香さんは「春をイメージして作りました。白が好きで雲の色の白いガーベラを選びました。いけばなが上手になりたいです」とコメントしていました。
作品は6月7日(月)17時まで境内で展示しています。