2024年度 冬季研修講座(京都)を開講しました
華道家元池坊において12月12日(木)から17日(火)まで、冬季研修講座を開講しました。2日ごとの3日程で全21講座、のべ549名が受講されました。冬季ならではの水仙一色や木瓜の生花のほか、入門カリキュラムを学ぶ講座や2日間かけて幹作りを学ぶ講座など、初心者から上級者までがそれぞれのレベルに合わせて、技術を習得しました。
受講生の声
「生花と自由花の基礎を学ぶ ~季節の行事を意識して~」
今年から弟子を取るようになり、指導するにあたり基礎からしっかり教えたいと思い受講を決めました。ピンポイントで学びたいと思っていた点を質問させていただき、丁寧に解説や助言をしてくださり、とても参考になりました。
「立花入門カリキュラムを学ぶ」
立花に集中したいと思っていた時に、親先生から紹介され受講しました。立花入門カリキュラムに沿って一から丁寧に教えていただき、習得しやすかったです。
「地拵え(砂鉢の土台作り)から学ぶ立花新風体の砂物」
講義でじっくり説明していただき、充実した2日間を過ごせました。いざ自分でいけてみると思ったようにいかず、難しかったですが、今後も回数を重ね、レベルアップしていきたいと思います。
「枝物の生花を楽しむ」
久しぶりに木物の生花を学びたいと思い受講を決めました。枝のため方、選び方など生花をいける上で必要なことを改めて学び直せました。
「伝統の心を現代へ -伝統の教えを現代の花に生かす-」
立花、生花、自由花を分けて考えていましたが、それぞれが関連していることを知りました。すべてのお稽古が次へつながることを意識して、これからも励みます。
「二代専好の水仙一色と伝統の五色感を生かす水仙自由花」
中研で学びたいという思いが長年あり、入学前に家元で勉強をしてみようと思い、初めて受講しました。講義では歴史的な内容から教授していただき、理解がより深まりました。受講したことで初めて、心の入ったいけ方ができたと思います。
「おしゃれに水仙!!線をキワメル(自由花)」
自由花が好きで、夏季研修講座に引き続き受講しました。普段はプリザーブドフラワーを教えており、独創性の部分では池坊の学びが活かされています。まだいけばなは教えていませんが、ゆくゆくは池坊でも教授者になりたいです。
「“中研のすゝめ”教養科A体験(生花と自由花)」
講義が分かりやすく、感覚的に判断していたことを理論的に理解できました。手直しでは講師の技巧を間近で拝見でき、感激しました。
「今日的な正風体立花(連瓶)と木瓜の生花(置、釣、掛)」
中研の立花専攻(特修クラス)に通っておりますが、生花も学んでみたいと思い、初めて受講しました。講師の少しの手直しで見違える作品になりました。普段の中研とは少し違った雰囲気の中、多くの方の作品を見せていただき、充実した2日間でした。