家元・次期家元
2024.12.02
次期家元 池坊専好が立命館西園寺塾で講義を行いました
11月4日、立命館西園寺塾の塾生19名が京都・池坊を訪れ、六角堂・資料館見学、池坊専好次期家元の講義を受講、いけばな体験を行いました。
立命館西園寺塾は、立命館大学が主催する21世紀のグローバルリーダーを育成することを目的とした講座で、社会人を対象に毎年開催されています。
参加者は最初に六角堂を見学し、聖徳太子、小野妹子を系譜とする六角堂の縁起やいけばな発祥の地としての謂れ、町衆の寺としての役割などの説明を受け、いけばな資料館では池坊に残る歴史的史料や華道具などを見学しました。
次期家元の講義では、いけばなの表現することやいけばなの美観についてさまざまな視点から考察し、池坊のいけばなが伝える精神性や考え方について学びました。
次期家元によるいけばなのデモンストレーションをご覧いただいた参加者は、菊、リンドウ、コスモスなどの秋の深まりを感じる花材を用いて自由花にチャレンジしました。それぞれに思いが込められた作品を制作し、完成後は一人ずつ自身の作品について発表し、次期家元から講評を受けました。